2025年9月18日
こんにちは。株式会社Flattoの飯田です。本記事では弊社Shopifyアプリ「代引きコンシェルジュ」について、開発者の視点からその魅力と活用方法をお伝えします。ぜひ最後までお読みいただき、Shopifyでの代引きの顧客体験向上と運用コスト削減のヒントになれば幸いです。
なぜ、このアプリを開発したのか?
ShopifyでECサイトを制作する方から、代引き(COD)のユーザー体験が十分でなく、導入を断念するお客様がいると聞きました。
特に「代引き手数料が決済金額に含まれない」ため、購入後に注意喚起や追加メールが必要になり、顧客体験が下がり、カスタマーサポートの運用負荷も発生しているという課題感があるとのことでした。
この話を受けて、代引きの利用率を調べてみると、SBペイメントの2024年調査では、物販において「よく利用する決済手段に代金引換」と回答した割合は約6%と無視できない数字であることが分かりました。
(引用元: ECサイトで物品・デジタルコンテンツを購入する際の決済手段に関する調査)
弊社は、Shopify Funcionsを利用したチェックアウト周りのアプリ開発の経験が豊富であったこともあり、すぐにアプリ開発に着手しました。
なぜ、いま代引き対応が必要なのか?
クレジットカードやQRが主流でも、代金引換を選ぶ層は一定数存在します(約6%)。
新規顧客や高額商品、カード入力に不安がある購入者にとって、有力な選択肢になり得ます。
Shopifyで代引きを導入すると、どんな課題が起きやすい?
手数料の見える化不足:代引き手数料を含めた合計金額がお客様に通知されないため、お客様には不親切。
運用コスト増:上記理由により、問い合わせ増加、受取拒否が発生し、気づかないうちに運用コストが増加。
「代引きコンシェルジュ」でどう解決するか?(解決策)
1. 総額を事前表示して「金額不一致」を防ぐ
代引き手数料を含めた合計金額をチェックアウト時に購入者へ通知。
受取時の「想定外の金額」を防ぎ、問い合わせ・クレームを削減。
体験面では「金額の見える化」により安心感の向上が期待できます。
2. 配送と決済を連動させ「選択ミス」を抑止
「代引き手数料込みの送料」を選択した場合は、決済方法に「代金引換のみ」を表示。
条件に合わない支払い手段を抑止し、選択ミスを未然に防止。
オペレーション側の確認・修正作業を軽減し、運用コストを圧縮。
3. 代引き手数料を除いた送料ディスカウントに対応
代引き手数料を除いた送料のディスカウントに対応。(通常の送料ディスカウントも対応可能。)
「送料を割引したいが代引き手数料は適切に請求したい」といった要件を実現可能。
4. Shopify Plus不要・セキュリティ的にも安全な設計
Shopify Functions採用のため、Shopify Plus以外のマーチャントでも導入可能。
当アプリのサーバーには個人情報を保持しない設計で、安心して利用できます。
お客様の声:導入レビューから見える効果
実際に導入いただいたお客さまからは、設定の簡単さと手数料の明確化によるトラブル減少が高く評価されています。
設定も簡単ですぐに使用できます。
代引きの手数料が表示されるようになりトラブルが減り、大変助かっています!釜浅商店|合羽橋の包丁とキッチン用品専門店
エリア別、金額別の設定をしたいと連絡をしたところ、すぐにアップデートしていただき、思った通りの設定ができました。
お問い合わせに対してもすぐに返答をいただき、安心して導入することができました。
このようなアプリを開発していただけると、とても助かります!
今後もアップデートを期待しております。ヨガワークスオンラインストア
設定が簡単。問題があったときのサポートも迅速で丁寧でした。
代引手数料徴収の問題だけではなく、送料無料時に有料の選択肢が出てしまうshopify固有の問題がこちらの導入で解消されたのも、嬉しい副産物です。コスメフルフリ
代引き金額設定が以上か以下しかなく
最小~最大で設定できないかとお問合せをしたら
すぐに、追加をしてくれました。
サポート体制も安心です!CLAYD
設定方法
具体的な設定方法や運用のコツについては、以下の公式ヘルプガイドにて詳しく解説しています。
まとめ
代引きコンシェルジュは、Shopify Plus以外のストアでも使える、代引き運用に特化したアプリです。
チェックアウトで代引き手数料を含めた総額をわかりやすく表示し、選んだ配送に合わせて決済方法を自動で連動。個人情報をアプリ側に保持しないセキュアな設計なので、安心して導入いただけます。金額不一致のトラブルや対応コストを減らし、より本質的な業務に集中したい方は、まずは7日間の無料体験からお試しください。